本日は京都市下京区のカギトラブル
「業務用金庫 ダイヤルの調子が悪く稀に開かない場合もある」との
ご相談でお伺いいたしました。京都の鍵屋、カギのベストワンです。
今回は 会社で長年お使いの業務用金庫25-30年前購入 イトーキ製
ダイヤルの回りが悪く 規定の番号で開きにくいとのこと。
コチラ↓(防犯上写真はダイヤルの内部のみ)
ダイヤルは種類によって構造が違いますが一般的なものは次の2種類。
家庭用金庫のダイヤル(一般的に高さや幅は30-40㎝ほど
防火のみで防盗金庫ではなく価格も安価で家庭での使用に適す)と
業務用金庫のダイヤル(法人や官公庁で使用される高さが70センチ~1メートルくらいで
防火・防盗で重さも50キロ以上で数百キロのものも珍しくない。)
写真は業務用ダイヤルです。暗証番号は4つで左右にきまった回数を止めながら
回転させて鍵穴と併用して使用します。
今回 ご依頼の金庫のダイヤルの回りが悪いので いったんダイヤル部分を
分解し原因をチェック。 原因は2つです。4枚のダイヤルのうち2枚が
ダイヤルの中間の薄い銅板リングと裏板の3枚ダイヤルを止めるリングが変形し
リングどうしが微かに接触することで綺麗な回転を妨げていた模様。
珍しい事例ですね ダイヤル交換のほうが望ましいことをご説明しましたが
お客様は今すぐ改善したいのと 稟議が複雑になるので交換より修理のほうがいいとのことで
がんばって 修理です。
さてさて、30年前の金庫 部品のみの交換はできません
よって 止めリングは別のもので代用できましたが、銅板リングは薄さが微妙なので
変形のない1枚の部品をもとに試行錯誤。 変形したリングをプレスし細かくやすりにて
削り何度も修正・回転のスムーズさを確認しながら ようやく完成です。
ついでに 番号変更もしたいとのことで覚えやすい番号に
変更しようやく完了です。ご依頼ありがとうございました。
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